© 1999-2011 Project Magma & Take 2 Interactive
ゲーム?意外だね…
友達からスカイプの呼び出しがあったり、ツイッターのDMで「何やってんの?」なんて聞かれる。「ゲーム」っていうと、相手は「え!意外だね…」って反応することが多い。
高校生の頃、最寄りの駅ビルの地下にゲーム機がたくさん置いてあって、友人とよく行った。まだその時代は「ゲームセンター」なんて言葉もなかったけど、駅ビルの地下はすっかり電脳状態になっていて、ゲームを置いているお店が10軒くらいあったような気がしている。
高校は「電子科」っていうクラスだったから、同級生はゲームメーカーに就職したりした。ゲームメーカーは、当時はそれほど大きな会社じゃなかったから、今思えばその友人は先見の明があったのかもしれない。会社の面接で「御社の○○(ゲーム名)が好きなので…」と答えて合格したらしい。
最近、ボクが遊んでいるのは、「Myth II」。1998年にリリースされた、どちらかというと旧世代のゲームになる。「real-time tactics game」(リアルタイム戦略ゲーム)って呼ばれていた。その頃は、Power PC(Power Macintosh G3)というプロセッサで動いていたけれど、最近、Intel Core i5 でも動作するようにパッチが当てられた(プログラムが改良された)。
ファンタジーの世界が舞台で「剣士」「ドワーフ」「弓矢兵」などをコントロールして、怪物の部隊を殲滅させるのがゲームの目標だ。それぞれのシーンで「捕虜を助けて護衛する」「男爵を捕らえる」「城壁やダムを守る」なんてミッションがあって飽きない。
登場するキャラクターは敵も味方も、多種多様、ドワーフは火炎瓶が武器。弓矢兵は1人につき数本の火矢も放つことができる。自分が爆発することで敵に被害をあたえるゾンビや巨人も登場する。
上に掲載したスクリーンショットは、中央が悪の親分の「ソウルブレイダー」、奥に見えるのがプレイヤーのユニットだ。とても凝った作りで兵士の一人一人に名前がつけられている。一番手前はドワーフの「ダリ」。ドワーフは攻撃や移動の命令をくだすと「Yeh, Yeh…(はい、はいわかりましたよ)」と面倒くさそうに言うのも面白い。兵士は「Yes sir !(承知しました)」と礼儀正しくセリフをいう(セリフは色んなパターンがある)。セリフはすべて英語だけれど、声優陣も素晴らしくストーリーテラーはショーン・コネリー風の声を持つ俳優が担当している。
古いゲームにも関わらず、オンライン対戦や友人と同盟を組んで敵と戦うこともできる。何よりも音楽と世界観がすばらしい。このタイプのゲームの魅力は、戦略ゲームの名前のとおり、兵の進め方でゲームの展開が無限にあるところ。将棋やチェスとよく似ている。
お勧めの他のトピック
mind「デジタルが希少だった頃 」
social「クロースアップマジック 」
Tweet